楽天銀行の住宅ローン金利は安い?他行との金利と比較してみた

楽天銀行住宅ローン審査時間・審査期間・審査評判・審査の流れ

楽天銀行住宅ローンは、変動金利と固定金利の金利タイプを選択できる住宅ローンで、事前審査日数は、平均で最短2日~1週間程度になっています。

マイホームを購入する際、住宅ローンを借りる先を、皆さんはどうやって選びますか?

不動産屋がすすめる金融機関、普段から取引がある地元の銀行、ネット銀行という選択肢もあります。

住宅ローンは手続きが面倒なので、不動産屋がすすめる銀行で契約をする人が多いようですが、借入先をどこにするのかによって金利は変わってきます。

そして、その金利の差はそのまま返済額の差になりますから、しっかり比較検討することは重要です。

楽天銀行住宅ローンは、変動金利のご利用中はいつでも固定金利に変更可能なので、状況に合わせた金利タイプを選択することも可能になっています。

この記事では、楽天銀行で住宅ローンを組んだ方の体験談を紹介しながら、どうすれば住宅ローンの低い金利を銀行から引き出せるのかについて、交渉術も紹介していきます。

目次

楽天銀行の金利は安い?他行との住宅ローン金利と比較してみた

まず最初に楽天銀行の住宅ローン金利を確認しておきましょう。

楽天銀行住宅ローン金利
楽天銀行

楽天銀行は、変動金利、固定金利の他、フラット35の取り扱いもしています。

楽天銀行の住宅ローン金利を他の銀行と比較してみましょう。

例えば、京都銀行では、変動金利で最下限金利が0.775%、楽天銀行は0.527%ですから、楽天銀行の方が金利はやや低めの設定になっています。

京都銀行の住宅ローン金利
京都銀行

楽天銀行はインターネット銀行ですが、他のネット銀行と比較すると、住信SBIネット銀行の変動金利は0.44%ですから、条件にもよりますが、ネット銀行の中では金利はやや高めの設定です。

関連記事>>住信SBI銀行ネット専用住宅ローンは金利の安さだけじゃない?

住信SBIネット銀行住宅ローン金利
住信SBIネット銀行

ネット銀行は全体的に金利は低い設定になっていますが、ネット銀行の間でも差があることがわかります。

金利が0.1%違うと支払額はどうなる?

そして、その金利の差は返済額の差になり、例えば、2000万円借り入れをした場合、金利が0.1%違うと支払額が約25万円違ってきます。

だったら金利の安い銀行のほうがお得!と考えますよね。

でも、実は話はそう簡単ではありません。なぜなら借入れに手数料がかかるからです。

そして、その手数料は20~50万円程度。銀行によってはそれ以上かかる場合があります。

ですから、金利が低いからといって一概にお得になるとは限らないのです。

楽天銀行の住宅ローン金利選択型

楽天銀行の住宅ローンは、固定金利と変動金利の両方の金利タイプを選択できるだくでなく、借入期間中はご希望に応じて変動金利と固定金利を何度でも変更することができます。

楽天銀行の住宅ローンは、パソコン・スマートフォンなどインターネットから24時間いつでもお申し込みが可能で、長期8疾病就業不能保障特約付団体信用生命保険が無料になっています。

申し込みから審査・契約まで、インターネットと郵送でのやり取りで完結することが可能です。楽天銀行銀行の口座をお持ちでない方も、申し込みできます。

楽天銀行は、住宅ローンの契約時にかかる諸費用の一部を借入額に含めることも可能になっているので、契約時の資金負担を軽減することができるという点が評価できます。

楽天銀行口座を返済口座に指定すれば、他行口座の場合と比較して年0.3%低い金利で借り入れできるところもうれしいですね。

お申込みから審査やご契約までの流れ

楽天銀行の住宅ローンの利用までの流れは、事前審査のお申し込み → 事前審査結果のご連絡 → 正式申込書類のご送付 → 正式申込書類のご提出 → 本審査 → 本審査結果回答連絡 → 契約のお手続き → 抵当権設定のお手続き → お借り入れとなっています。

STEP
住宅ローン申込み

楽天銀行住宅ローンウェブサイトより、お申し込みフォームに必要事項を入力して送信します。

STEP
仮審査

本人確認書類や信用情報機関(JBA)に登録された情報を基に審査が行われ、追加として日本信用情報機構(JICC)に登録されたキャッシング等の履歴も照会しています。

平均で2日~1週間程度の審査期間になっており、事前審査(仮審査)結果はメールでの連絡です。

STEP
正式審査の申込み

事前審査(仮審査)に承認されると正式申込になります。

楽天銀行より正式審査(本審査)の申込みに必要な書類一式が郵送で送られてきますので、申込書と必要書類一式は、借り入れ希望月の1ヶ月前までに返送します。

STEP
本審査

楽天銀行側で申込書類一式の確認が完了すると本審査になりますが、本審査といっても、提出した書類が正しいものであれば審査に落ちることはありません。

正式審査(本審査)の時間や日数は、最短で3~4日間程度で本審査結果をスピード回答してくれます。

STEP
契約

本審査が承認となった場合、楽天銀行から借入契約に必要な書類がご自宅に郵送されてきますので、送られてきた書類に必要事項を記入して返送します。

抵当権設定の手続きを行うため、楽天銀行指定の司法書士と面談をおこないます。

申し込みから2週間~3週間程度でご契約になります。

楽天銀行住宅ローン審査時間

事前審査の時間や日数は、平均で2日~1週間程度になっています。

本審査には、約1~2週間程度の日数が必要になります。

楽天銀行住宅ローン審査結果連絡

事前審査完了後に、事前審査(仮審査)結果はメールで連絡があります。

申込の状況などにより、事前審査結果の連絡が遅れる場合もあります。

楽天銀行の住宅ローンの在籍確認

勤務先に担当者から個人名で在籍確認の電話連絡が必ずあります。

住宅ローンなどの審査では勤務先への在籍確認は重要なので必ず行われます。

楽天銀行住宅ローン審査に通らない審査に落ちる理由

楽天銀行の住宅ローン審査に否決される理由は、全ての人が同じ理由や原因ではありません。

住宅ローンの審査は、貸し付ける金額が高額なため厳しくおこなわれます。

貸し付けたお金が、完済まで継続して支払いができるかを見極めることになります。

住宅ローン審査の場合には、各銀行や金融機関などで審査の基準があります。

借入金額や借入件数が多く残っていると、審査に通らないことがあります。信用情報では、他社に延滞や遅れなどの情報が記録さていれば審査に通ることはありません。

銀行など金融機関は、審査で返済負担率を重視しているためです。年収に対して返済割合が超えていると判断されれば審査に否決されます。

住宅ローンでは、団体信用生命保険の加入が必須になっていることが、住宅ローンの融資を受ける条件になっている銀行や金融機関がおおいのです。

団体信用生命保険に加入できなければ融資を受けられないことが多いのです。フラット35は団体信用生命保険の加入は必須ではななく任意になっています。

団信の審査に不安な方は、フラット35を検討することも必要です。

楽天銀行で住宅ローンを組んだ人の体験談

実際に楽天銀行で住宅ローンを組んだ人の体験談を紹介しましょう。

住宅ローンの内容

住宅ローンの内容は次のとおりです。

  • 住宅ローンを組んでいる銀行:楽天銀行
  • 借入を始めた時期:2013年5月
  • 金利は?:0.68%
  • 毎月の返済額について:40000円

税金対策でローンを利用

本来ならば、現金で購入したいが、税金対策のために、ローンを利用した。

どこも金利が高く、サービスで優遇してくれるところ。もしくは、地銀でお願いをしようと思った。

幸いネットバンクでローンがおり、借入金額も少なく、ポイント等で優遇されるため、とても気に入っている。

ネット銀行を選択

ローンの審査にやきもきした部分もあるが、よく吟味して自分があったところにしたらいいと思う。

我が家はメインバンクが地銀、その他支払いにネット銀行を使用しているため、今回はネット銀行を利用。もうすぐ完済予定。

1度目の住宅購入の際、不動産屋と銀行でタッグを組み優遇をしてもらえたが、不動産屋が金額をごまかす=手付金を横領するということがあったため、今回はどうしてもネット銀行がよかった。

ローンを組むなら身辺整理を済ませて無理のない返済計画を

少しでもクレジットでのリボ払いや、支払遅延があると通らない銀行もあり、そういう面ではリアルな店舗がある銀行もしくは、ハウスメーカーと提携している銀行のほうがいいのかもしれない。

家を購入すると決めた時から、支払遅延がないかどうか?頭金はどのくらい用意できるのか?転職回数や勤務年数も関係してくるので、物件を探すと同時に、身辺整理もきちんとしたほうがいいと思う。

また、転勤などで賃貸に出すとき、住宅控除が受けられないなどのこともきちんと把握しておいたほうがいいと思う。

住宅ローンとは長い付き合いになること。無理のない返済で、35年ローンを勧めてくるので、そのあたりも検討したらいいと思う。

楽天銀行以外でも検討したいなら一括審査サイトがオススメ

上で紹介したかたは、最初からネット銀行を選択肢にいれて比較検討したようですね。

新規でローンを組む場合も、借り換えをする場合も、他行と比較することはとても大事です。

それは、よりお得な金利を銀行と交渉することが大切で、そしてその交渉を有利にすすめるためには、他の銀行の情報が必要です。

例えば、車を買う場合、いくつかのディーラーを回って見積もりを取り、価格交渉をしますよね。それと同じことを住宅ローン金利でも行うのです。

もちろん、住宅メーカーがすすめる金融機関は安心で楽かもしれません。

でも、それがベストとは限りません。

まずは、「住宅本舗」を利用して、一括審査をしてみることをおすすめします。

結果的に住宅メーカーが勧める銀行で借りることになったとしても、よりお得な金利を引き出す交渉材料になります。

楽天銀行住宅ローン概要

楽天銀行の住宅ローンは、団体信用生命保険への加入は必須となっており、保険加入者が死亡または高度障害状態になられた場合に、ローンの残債務が全額弁済されます。

保証料や団信保険料は、楽天銀行が負担してくれるので無料で、連帯債務者である配偶者さまとご夫婦お2人で加入することができる夫婦連生型も用意されています。

加入の際は、年0.2%の金利を上乗せになりますが、楽天銀行口座を返済口座に指定すれば、他行口座の場合と比較して年0.3%低い金利で借り入れできます。

変動金利(固定特約付き)なら、注文住宅等で必要となる土地先行取得資金、着工金、中間金を最大3回分割で利用できる、つなぎローンを利用もできます。

借入れ後の繰上返済手数料も無料ですので、返済額を一定にしたまま早期完済を目指したい方は、変動金利(固定特約付き)10年固定金利の住宅ローンでの借り換えがおすすめです。

金利
変動金利または固定金利
※詳細は公式HP参照
ご融資金額
500万円以上1億円以内
楽天銀行所定の担保評価に基づき決定する金額をご融資金額の上限とします。
借入期間
1年以上35年以内(1年単位)
返済方法
次のいずれかの方法をお選びいただけます。
・元利均等毎月返済
・元金均等毎月返済
審査期間
最短翌日~10日程度 (事前審査)
融資までの目安
申込みから、2週間~3週間程度
事務手数料
フラット35:借入額×1.10%(税込)
金利選択型:330,000円(税込)
団体信用生命保険
加入が必須
団体信用生命保険料
0円
保証料
0円
繰り上げ返済手数料
無料
保証人
不要
在籍確認
在籍確認あり

この記事を書いた人

元金貸のアバター 元金貸 貸金業務取扱主任者

キャッシング・消費者金融などの借金問題、資金調達などの専門家。貸金業務取扱主任者資格を持ち、金融業界の裏側まで知る元貸金業者。

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